「17歳のテンカウント」読者のご感想

本の読者葉書などでお寄せ頂いた読者の方のご感想を掲載いたします。
お寄せ頂いた読者の皆様に感謝申し上げます。

私は初めて時間を忘れてしまうくらい没頭して一冊の本を読みました。きっと、いえ絶対に富久信介君という素晴らしい人間に惹かれたからです。努力家で、大の負けず嫌いで、友人が沢山いて、頭が良くて、スポーツが得意で、信頼されて...考えれば考える程、たくさん、信介君の良い所、悪い所が出て来てしまいます。私の中では良い所の方が断然多いけれど。
「最後」を「最期」と記され、友人・知人が全て過去形で...。私はこの本を読むのが辛いです。涙が止まらないんです。「事故だった」「運命だった」と多くの人が言うだろうけど、私は絶対にそう思いたくない。いつもの朝と同じように家を出て電車に乗って...。誰一人事故が起こるなんて思ってないし、信介君が一番信じられなかっただろうと思います。「信介君も普通に電車に乗って、ボーッとしていて、テストのこととか考えてて...そして一瞬にして亡くなってしまったんだなあ...」と。
人一倍優れた力を持った彼が無限の可能性、長い人生があった筈の一人の男子高校生が、あんな形で逝ってしまうなんて。”可哀想”というより無念で悔しくて辛くて...そんな気持ちです。
この本を読み、富久信介君という男の子を知り、”彼と出会いたかった””友達になりたかった”と思いました。今でも思っています。富久信介君のこと絶対忘れません。私は信介君の生き方から、沢山のことを学びました。”明日は何があるか分からない...”ということも。脱線事故で命を落とした麻布高生として信介君を知ったのは辛いけど、富久信介君という男の子に出会えてよかった...と思います。「17歳のテンカウント」は18歳を迎えた私にとっての最高のプレゼントです。信介君の分も頑張りたいです。
富久信介君、本当にありがとうございました。沢山の勇気や感動をもらいました。(東京都 女性 18才)

いい本だと思いました。若い人々にたくさん読んでほしいと思いますね。例えば、人生が嫌になって死んでしまいたいと思っている人や、イジメにあっていて死んでしまいたいと思っている人とか...。そんな人達が読んだら、きっと命があるのだから頑張ろうと思わせてくれる本だと思います。これから楽しいことがいっぱい待っていたのに17才で終わってしまった富久君のことを考えたら、死んでしまいたいなんて絶対口になんて出来ないと思います。神様って不公平だと思います。生きたいと思っている人を死なせてしまうのだから。この本を沢山の人に読んでもらって、富久君のことを忘れてはいけないと思います。(埼玉県 女性 20才)

この本を読んでから、なぜか彼のことが忘れられない。強さ、逞しさ、情熱...。すべてが魅力的だった。本当にかっこ良かった。そんな彼に憧れて、私も強くなろう!と思い、部活をやっているのだが、その上さらに筋トレや5階の教室まで階段を駆け上がったり ...。 そして、精神的に強くなれた気がする。何かははっきりしないが確実に、私の心につけ加わったものがある。彼の死を、夢を、私は忘れないだろう。(茨城県 女性 16才)

日比谷線の事故は大変衝撃的な、又、運命の悪戯(たまたま電車が1〜2分遅れたり、たまたまその場所その時に乗り合わせた)としか言いようのない、どうにも割り切れない事故でした。その被害者のお一人、富久君が麻布高の17才とのコメントと共に、写真を画面で見て、眼光の鋭さ、骨っぽさ、たった17才の青年でありながら、一枚の写真が放つ男っぽい生き様のようなものに、ご両親の悲しみ、悔いても悔いきれないであろう悲しみを感じました。普通の一高校生であれば、、一冊の本にまとめあげられる程の中身の濃い生活はないでしょう。まさに太く短く生ききった信介君の人生でした。大変無念ではありますが、そう思う事が信介君へのはなむけのような気も致します。実際、中学受験とサッカー(しかもジュニアユースも受けている)との両立、中学入学後も肩の故障を抱えながらも、サッカー、ボクシング、ラグビーなどと、男の子を持つ母親としては、理想の青年です。又、青年期の心の揺れ、友人との関わりなど勉強にもなりました。信介君が、ここまで自由に自分の多くの才能を開花させられたのには、ご両親の支え、麻布の校風ももちろんあったと思います。
大変な取材であったと推察します。これからも子育てで行き詰まった時、手にしたい本です。(神奈川県 女性 42才)

”信介君は生き続けている”こう思ったのは私だけではないと思います。17年間の生涯の中で、こんなに密度の濃い歴史がある人間は少ないのではないでしょうか。(神奈川県 女性 37才)

この本を読んで、正直言って、あまりにも富久君の人生が彼の意志によって切り開かれた濃いものだったので驚きました。私も高校の時に自分の未来は努力次第で無限に広がると確信していたので、すごく共感する所もありました。同じ17年間でも、一冊の本になった時に、こんなにも輝いているなんて、すごすぎです。彼は自らの意志で駆け抜けていったんですね!(東京都 女性 21才)

僕は本の中にも登場した栄光学園という高校に通っていた高校3年生です。だからという訳でもないんですが、「富久君は何かオレに近いもんがあるなあ」という印象を受けました。そんな彼が1年前の事故で亡くなったということは、僕にとっては信じられないことというか何というか、とにかく僕の理解を超えています。多分それは彼にも同じことで、自分がなぜ死ななければならなかったのかなんて、絶対に分からないと思います。だからこそ、彼は本当に悔しがっていると思うし、家族の方々も本当に無念でならないと思います。ただ、彼の死は家族の方々の努力やこうした本の出版などを通じ、決して無駄にはならないと思うし、無駄にしてはならないと思います。少なくとも彼が毎日自分のやりたい事を貫き通す姿をこの本を通して知った僕は富久君から「毎日を無駄にするな」というメッセージをもらったつもりです。こういう形になってしまったけど、彼の人生が人に影響を与えることが出来たという事は間違いないと思います。(神奈川県 男性 18才)

信介君、ずうっと生き続けてほしかった。出来れば君の存在も知りたくなかった。あまりに辛すぎるよ。悔しい!無念!だって君は凄い人なんだもん。君みたいな生き方を私もしてみたいとずーっと思ってきた。でも君のやってきた事は私みたいな半端な人間には絶対出来ないよね。本当に神様がいるのなら、全国民に呼びかけて嘆願書を書いて君を生き返らせたいよ!君は国民の、いや世界のヒーローになる筈だったのに。君は本当に懸命に生きたんだよね。勉強にスポーツにそして沢山の友人に恵まれて、なんといっても素晴らしい御両親と弟さんに見守られて、幸せだったよね。君のような凄い高校生がいたんだと思うと、私もこれから人生頑張って前に進んでいきたい。そしていつか天国で会ったら、君にお礼を言えるように今はしっかりと生きていきたい。その時が初対面だよね。信介君には会ったことも存在も知らなかったけど、この死を絶対無駄にしたくない。(埼玉県 女性 37才)

前途洋々の将来がおありになったのに、何とも申し上げようもありません。強烈な個性、お父様、お母様も色々心配もおありになり、それがまた楽しみでもありましたでしょうに。私はこの本を読んでいて、私事なのですが、東大の物理の教授から群馬大の学長をしていて、数年前に亡くなりました兄の事を思い出しました。信介君が、シワがよった画用紙を元に戻せと言われたこと。兄の小さい時、蟻の行列を何時間も見ていて、母が行列を踏んでしまったのを、兄が元に戻せと言って、一日中言っていた事。信介君の物事に対する考え、強い興味。本当に惜しいと思います。(兵庫県 女性 70才)

何か確固たるものを求めて死にものぐるいに行動していた信介さんの生き方は我が子(未だ自分探しの旅を続けている)と重なるものがありました。主人が麻布出身であり、その自由な校風が未だ残っていて、先生方の対応も流石と思いました。これから、ご両親と真に会話し理解しあえる時がくるはずでしたのに、それを奪われたご両親のお気持ちを察すると涙がこぼれます。でも、こんなにも懸命に生きた信介さんを誇りに思い、一日も早く立ち直られることをお祈り致します。(東京都 女性 53才)

1年前、信ちゃんが17年間で生涯を終えなければならなかったあの日、元南白ゆりに勤めていた友達から「まさかとは思うけど」との連絡があちこちから入り...6才の頃と変わっていない信ちゃんの写真をニュースで見て...ショックでした。私は鼓笛隊で信ちゃんのパートだった中太鼓を担当してました。担任ではないのに、とっても印象的な男の子だったので、6才の頃の信ちゃんは、顔も、声も、よーく覚えていたのです。
ちょっぴり大人びていて、でも恥ずかしがり屋で、シャイな信ちゃん。
本を読ませて頂いて、ああやっぱり信ちゃんは信ちゃんらしい生き方をしていたのだなあーと感動しました。他人に流されない、信ちゃんの信じた道を、とことん前を向いて進んでいたんだなあ...と。
信ちゃんの自信に満ちた言葉の裏側にはきっと不安や心配や悩みもあったでしょうに、それを振り払って、自分を奮い立たせていたのかなあ...って、勝手な解釈しながら、信ちゃんのことを考えていました。
信ちゃんは、ずーっと忘れられない生徒です。これからもずっと...。(神奈川県 女性 39才)

信介君は幼稚園より高校まで学業優秀、スポーツ万能の文武両道の非凡さを貫き、内向的ではあったが、自由奔放のキャラクターを有し、その潜在能力を窺うとき、出来得るならばあと50年は在命させたかった。多くの人から惜しまれて余りある多面性の豊かな人間の一人であるのにと涙ながらに読ませて頂きました。(埼玉県 女性 75才)

文武両道の能力に優れ、将来有望の17才の高校生、富久信介君が営団地下鉄日比谷線の事故の犠牲者の一人として、線路の上で恰も朝露が消えるように絶命していったニュースは強烈なショックでありました。この事故はかえすがえすも一大痛恨事であり、人の命の儚い運命に慟哭を禁じ得ません。私としては何よりも先ず高校生として著しく成長過程にあった信介君の事故死は「17歳のテンカウント」の頁をめくればめくる程に信介君の本質が分かり、あと数十年は在命させ、波瀾万丈の社会に雄々しく出て、真価を発揮し、飛躍する姿を期待したかった...。全く惜しい逸材を亡くしたことがあまりにも無念で天を恨む涙がとめどなく溢れてきます。(埼玉県 女性 61才)

”君の行く道は果てしなく遠い、なのになぜ歯を食いしばり、君は行くのか、そんなにしてまで”こんな歌を思い出し富久君と重ね合わせました。楽しくて、悲しくて、胸打つ思いで読ませていただきました。妥協を許さず、自分に厳しく、それに、他人への思いやり、17歳をはるかに越える立派な人格に感心させられました。スポーツを100%愛して...両親へのささやかな反発は彼の甘えの一つだったような気がします。
この本を一人でも多くの青少年に読んで欲しいと心から願う一人です。
(埼玉県 女性 50才)

秀才でスポーツ万能、その上、性格が無口でやさしい。全て完璧ですね。精一杯生きた17年間、これから、もっともっと楽しい事があったはずなのに本当に悔しいですね。
御両親の育て方、見習うところが沢山ありました。育ちのいい中で、エリートだけを望むのではなく、子供の好きな事をさせて上げた事、とても立派です。
(神奈川県 女性 49才)

この春18才になる息子は「17歳のテンカウント」を注文していた。信介君の事故を悲しみ、一生懸命さに近づこうとしているかのように...。私も読ませてもらった。両親の気持ち、育て方、何と似通ったところが多いのだろう。公文、塾、水泳、運動会、そして受験 ...。両親が如何に大切に育ててきたか手に取るように理解できた。息子は今、やっと大学受験を意識し始めた。息子は、小中学校時代のヒーローは、悩んでいる。信介君の分までも取り返すつもりで頑張ろうとしているのだろうか。息子がこの本に何かを求めていることだけは確かな気がする。 (山形県 女性 42才)

私も17歳の息子を10年前、交通事故で亡くしました。信介君のように頭の良い子ではありませんでしたが、友達が沢山いて、スポーツが大好きで、小中高と野球をやっていた。いじめている人が大嫌いの、正義感の強い息子でした。私に対しては反発することが多く、特に高校に入ってからは大変な思いをしました。同じ17歳の子供を亡くしたという事は、私が今迄、生きてきた10年間の辛さ、悲しさ、悔しさ、淋しさは毎日強く生きていかなければ耐えられません。
涙しながら、この本を読ませて頂きました。これからは本当に時間が解決してくれるのです。御両親も明日に向かって生きていって欲しいと思います。 
(埼玉県 女性 58才)

お友達、先輩、後輩、弟さんの生の声で、信介さんの生き方が綴られていて、等身大の信介さんを知る事ができ、読み終えた時、信介さんは、中学の時の同級生のような存在になっていました。かねてから、私は、男同士の友情という物にあこがれ続けているのですが、本当に素敵なお友達に囲まれて、笑っている信介さんが目に浮かぶようでした。信介さんに対する、お母様の暖かいお心配り、お父様のお考えも素敵で、ご両親様の愛情がひしひしと伝わってまいりました。 これから先、何ページも続くはずであった信介さんの人生の事を考えると、本当に残念な気持ちで、いっぱいです。 (埼玉県 女性 36才)

信介君が戻って来ない限り癒し等ないし、どんな言葉も慰めにはならないのでしょう。子供に先立たれた、ましてこのような形での失い方では、お母さんの悲しい後ろ姿が思われます。あの日、息子の「選択のやつもいるから、もしかしたら」の言葉が私の不安を募らせました。職場からの息子にかけた電話のやり取りでした。その日、息子も麻布に出かける予定があったのです。私は今でもこのニュースの新聞記事は残らず取っています。加害者の罪を見届けたい気持ちです。麻布の生徒の会話を噛み締めながら読みました。170頁と190頁の言葉も心に残りました。 (神奈川県 女性 52才)

私も去年、子供(長男27才)を心臓病で亡くしましたので、出来ればもっと両親の(特に母親の)心情とか意見等、詳しく書かれていれば良かったなとも思いました。事故と病気で事情が異なりますが、御家族の無念さが痛いほど分かります。去年12月にあっけなく突然死してしまった息子・・・。本の中の信介君と同じように人生を凝縮してしまった点。まるで死を覚悟していたかのように普通の人の二倍も三倍もがんばって一生懸命生き抜いた事など・・・共通の部分があるので思わず買ってしまいました。(東京都 女性 53才)

母が「これ読んでみなさい」と言って 「17歳のテンカウント」をくれました。
こういう事故があるたびに、行き場のないくやしさが こみ上げてきます。ほんとにくやしいですね。僕はいつも、いろいろ世話を焼く母を「うざいなー」と思い。水泳の応援に来ては「もう少しだな」っていう父に「わかってねーよ」って思っていました。
でも、もし突然ぼくがいなくなったら両親はきっとこんな風に悲むんだろうな・・ いつも一緒に笑っている友達も・・・
やりきれないですね、ほんとくやしいです。でも、富久君はすごい奴だったんだなーって思いました。 逢ったことのない富久君に、出来る事なら逢ってみたい。
(東京都 男性 17才)

私は3人の子の親としての立場からの気持ちです。
17才8ヶ月という、人生の中でも、あらゆる可能性を秘めた(持った)時期に、突然の事故で亡くなられた富久信介君、ご本人はもちろんの事、ご両親の悲しさ、悔しさは言葉で表すことが出来ないものと思われます。子供が誕生したことで親になれ、子育てと共に、親も一緒に成長することが出来るのですから。信介君も、ご両親も、ひたむきに生きてこられた様子が「17歳のテンカウント」に、しっかりと証明されています。
信介君のご冥福をお祈り申し上げます。
(岩手県 女性 56才)

17年という短い人生に自分がやりたいことを決めて、それを実行する。信介さんらしいですね。特に印象に残ったのは友人のインタビューです。外での信介さんはこうだったんだ、ということを僕も改めて実感しました。その他にも信介さんは、夢を持つことは大切だよ、と僕たちに教えてくれたと思います。(東京都 男性 15才)

一通り読ませていただいたので感想をお送りします。
まず、鉄道に限らず交通機関は人を乗せる物である以上限りなく安全であってほしいものです。私の友人も某鉄道会社で保線の仕事をしていますが、安全運行に努力を惜しまないでほしいと思います。
さて、本題に移ります。信介君はとても充実していると思いました。私は信介君の一つ上になり本来なら教える方に回らなければならないのですが、逆に本を通して教えられてしまったと思っています。もちろん見ず知らずの他人である私でも友達になりたかったと思ってしまいます。「東大に行ってプロボクサーになる」と言うしっかりした目標があって日々努力していたのに...水を差す結果となりましたが、私を初め多くの読者の方に何らかのアクションとなったことでしょう。
久々に素晴らしい本を読ませていただきました。ありがとうございました。
(熊本県 男性 19才)

 同年代の息子がいることもあってか、自分の子育てなどを思い起こしながら読んでいました。信介君の17年の生涯を重く受け止めています。夢を持って邁進していた信介君はとても輝いています。
 以前、脳腫瘍で亡くなった青年の話を聞いたことがあります。彼は京大で物理を研究したいと、受験勉強をしていた高校3年の時、発病し、脳幹部の腫瘍だったため手術を受けることすらできず、本人も余命がわずかであることを知ってしまいました。入院のため現役で受験することはできませんでしたが、1年後の受験に向けて彼は一生懸命勉強します。結局、入試まで生きることはできませんでした。試験の日まで生きる可能性はほとんど無かったにもかかわらず。なぜ、彼は病気の苦痛のなかでそうしたのか?彼にとって、生きることは結果でなく過程、未来ではなく現在だったと思うのです。
 信介君の場合、不条理な事故によって突然命を奪われましたが、17年間、迷ったり突き当たったりしながらも常に生き生きと『現在』を生きていたと感じました。
 この本では、著者が信介君と関わりをもった多くの人たちにインタビューをしていますが、特に同年代の若者たちの言葉が印象に残ります。彼らも、過去を語り将来を語り、『現在』を生きているということが彼らの話し言葉から伝わってきます。
 信介君を亡くされた御両親の悲しみを思うと耐えがたいものがあります。事故の責任追及も含め、乗り越えていかなければならないことが山積していることでしょう。この本が、多くの読者が、また信介君のお父様の開設されたHPの訪問者が、その戦いを応援する力となることを願っています。
(神奈川県 女性 47才)

私は信介君と同じ17歳です。今、私が死んだとしたら、と考えると、すごく恐いです。私は美術系の高校に通っているのですが、私なりに今を精一杯生きています。毎日それなりに充実しています。しかし、それは、明日があるからこその充実です。将来を思い描くからこその現在です。信介君も将来を想って、すごいスピードで今を生きてきたのに、明日を奪われてしまった。とても悲しい事だし、二度とあってはいけないことです。私はボクシングが好きです。たまに高校生のボクシングの大会を見に行ったりします。将来、富久信介君の試合を見たかったです。一人の命を奪う事って、こんなに辛いことなんだと思いました。信介君の、今を精一杯生きた、17年間の気持ちを、これからも大切に、見習って生きていきたいと思います。もっと生きて欲しかった。人生を、歩んで、走って欲しかった。(群馬県 女性 17才)

まずは故富久信介君のご冥福を心よりお祈りしています。あの悲惨な地下鉄事故を思うと言葉もありません。これからの未来ある、才能ある前途有望な青年のあのむごい死は私の心を突き刺すように、えぐるように悲しみをもたらしました。この本は、その富久君の短い人生を語ることで静かにそして深く彼のことを追悼していました。ただ、淡々と彼の一生を辿っている中に、深い悲しみがあることが分かり、私の心を打ちました。ご遺族の気持ちは今年、親を亡くした私には痛い程わかります。私に出来ることはこの本とともに富久君のことを、事故のことを忘れないでいることです。とても心を打つ本でした。(神奈川県 女性 27才)

大変わかりやすく、面白かった。少し考えさせられることもあったので、これからも自分なりの考えを持って生きて行こうと思う。(群馬県 男性 17才)

息子が東神戦(東京・神奈川高校ボクシング定期戦第2回富久杯)に出場し、記念にいただいた本「17歳のテンカウント」を読ませていただきました。息子もプロを目指していると言っています。夢の実現に向けて頑張っている息子とダブらせながら読ませていただきました。夢の途中で無理矢理奪われてしまった命。本人もそうでしょうが、ご両親の胸中を察すると...。
でも、今を精一杯生きる信介さんの姿が伝わってきました。ご冥福をお祈りいたします。
(神奈川県 女性 51才)


信介君のご冥福を祈ります。
誰よりも一目置かれていて、誰よりも頑張っていて、オレらとは住む世界が違う人なのかと思っていたけど、実は、普通のオレと同じ少年なんだなぁって思った。でも努力の量は全然違い、尊敬できる。実際、オレは別所小学校の人と大勢友達だが、ほとんどの奴(KJとかKBとか)がすごい奴だったとか、尊敬出来る、とか言っていた。お葬式のときに、KJとかが帰って来るところにバッタリ会ったけど、みんな本当に悲しそうだった。ご家族の方は辛いと思う。でも、信介君は、みんなの中で生きています。信介君を知らないオレの中でさえ...
本なんて、ほとんど読まないオレがなぜか妙にひきつけられて買ってしまった。買ってよかった。(神奈川県 男性 19才)


うちの息子に対しての「ヒント」がいろいろわかるかもしれないと思い購入しました。
とてもよかったです。同じ17歳でボクシングをやっている息子がいます。高校生になって、ジムへ夜通い、今、部活はない学校ですが、高体連に申し込んでいただき、試合に出るところです。性格や親の感情に似たものを感じ、うれしかったです。ボクシングをやる子の共通部分があるかもしれないと思います。そして5年前に親友を交通事故で、即死で失くしました。状況が良くわかる。オバケになってでも出てきて話ししたいと思ってました。(埼玉県 女性 46才)


ホームページを見て、購入しました。
読ませていただいて、安易に感想を述べるような心境ではないが、子を持つ親として、故人・御両親の生き方に感動し、涙ながらに何度も読み返しながら、今後の人生の教訓として子供にも是非読ませ、命の尊さを自覚し、あらゆる困難を乗り越えていけるような力強い人間になってほしいと感じた。
故人の御冥福をお祈りして筆をおきます。(埼玉県 男性 51才)


(インターネットで見つけたフジテレビ宛の投書を転載いたします。
2000年12月FNNスーパーニュースでやっていた日比谷線脱線事故。5人の方がお亡くなりになりました。その中の1人、富久信介さん。去年の冬、追悼の本が出版されました。あんな富久君の生き方、すばらしいと思いました。また葬儀の時父親が我が息子をほめた、というところが印象的でした。また別所に住んでいるというのも僕の家から1kmもないかもしれないくらい近く、いろんな場所が出てきて、実際僕も通っていたところに富久君も通っていたというのもあったんでかなりビックリしました。あの生き方をドキュメントテレビ(金曜エンタテイメントで・・・)を作ってもらえればすごくいいと思います。今、生きる意志の弱くなってるかたやぼくら高校生をはじめ、お年寄りの方にもすごく共感を得られるテレビになると思いません? 実際、学校でその「17歳のテンカウント」を読みましたが感動で涙が出て、そうゆう本に興味なさそうだな、と思った友達が「貸せや!!」って言ってきたんです。これは本当にテレビにして欲しいです!!2002年12月(神奈川県 男子高校生)


私は、本を読む前にHPを見ていて、信介くんの生き方に心をうたれました。
私と同じ年なのに、生きてきた中身の濃さは、全く比べ物になりません。早くから自立をして、自分で決めた事は筋を通して気が済むまでやり通す所など尊敬します。初めのうち、信介くんは友達がいないと口では言っていても、彼には、彼のことを好きな友達が周りにはたくさんいたのだろうな、と思いました。
勉強が出来て、スポーツも出来て本当にうらやましいです。私は、全てにおいてやる気がない人です。でも、5年前から唯一 勉強し続けた語学を更に強めるために今現在、留学しています。留学で、国・文化・言語をもっと好きになったので、私はこの留学を通して一生使えるくらいの語学力をつけたいです。 筋を通す信介君に私は憧れを抱いているので、信介君の生き方を忘れる事はないと思います。 私も筋を通す人になる事を目指します。 信介君、本当は実際に会ってみたかったけど、HPや本を読んで私は、少しだけ会えた気分になりました(長崎県 女性 20才)