いろんなやつを誘いましたけれど、あいつはジムに入るまでは(注・正確には高校生になってボクシングの試合をするようになってからだろう)、誘えば『ノー』ということはありませんでした。何となくウマがあって。その後、富久の家に泊まりに行くようになって、麻雀のこと以外にも話すようになりました、富久の家の麻雀部屋は、初めて行ったときには、こんないいところがあっていいのか、と思いましたね。ぼくらが徹夜で麻雀をやっているときに一度、親父さんが、『ヨオッ』といいながら顔を出して、一緒にやった覚えがあります。そのとき、親父さんは酔っていたのもありましたけれど、富久のことを誇らしげにいっていて、信頼しているんだなと思いました」(牛島正道)
横浜組でサッカー部でもラグビー部でも一緒だった中村亮介と境野翔は中学のころから信介とよく遊んだ。
中村 サッカー部の合宿のときはほとんどトランプをやっていた。それで、罰ゲームを決めといて、負けたやつにやらせた。サッカーの練習以外はそればっかり。練習終わったらすぐトランプやってという。