余裕を持っていたというか、何とかなるみたいな、その場になったらやればいいみたいな感じでした。しゃべっている雰囲気がなんとなくみんなと違っていた」という。
義理の叔父、池田善政も大人だったと語る。「これから大学入ったら、話し相手として面白かったと思うんですけどね。最近あいつとしゃべっていると、高校生という感じはしなかった。あいつは実に聞き上手なんですよ。ぼくがくだらない話しをしても、何にでも興味を持って聞いていたし、とくに自分の世界とは違う世界のことに興味をもっていましたね。ぼくが地方に行って来て、こんなとこはこうだというと、すごく面白そうに聞いてましたし、やくざの親分にクレームつけられて脅かされたような話をしたら、そんなことにも興味を持っていた。普通の高校生ということもないんだけど、やっぱり違っていたような気がしますね。結構大人びていました。大人びていたという表現があってるかどうかわからないんだけど、とにかく話の核心には突っ込んで来る。だから、ついこっちも一所懸命答えるというか。ここのところ急に大人になったな、という気がして。