で、一緒にやったときぼくが偶然いい手になって、ダマテンで待ってて、最後にツモった。そしたら強いな、みたいなことをいわれて。でもそんとき最後に勝ったのは富久で、中二のクラスでは、麻雀の上手いやつ結構いたんですけど、その中でも富久はトップの方だったと思います、技術的には」(新子潤一郎)
「メンタンピン」を手の基本に置き、追っかけリーチ、振りてんリーチ以外はリーチを進んですることはなかった。信介は麻雀に限らず、勝負事は好きだったし、強かった。
「賭けごとは、多分、彼は好きですね。パチンコもやるし競馬もやる。彼は基本的にパチンコは一人で行っていた。麻雀の打ち方は、おれと似てるんですけど、自分に運が来てないときは着実に降りる。でも、勝負に出るときは勝負に出る、勝負師というか」(渡慶次道隆)
信介はある競馬場でボクシングジムの仲間とばったり出会ったことがある。お互いに面食らいさすがにことば少なだった、とその相手。
「高一のときカード麻雀を三人で教室の後ろに固まってやってましたけど、