「とにかくパンチが強いんですよ。当たれば相手を倒すことができるんですけど、逆に夢中になりすぎちゃってガードがちょっと落ちちゃうときがあったんで、打ってるときのガードを気をつけなさい、とはいってたんですけど。すぐにでも四回戦のボクサーにはなれるとは思ってましたけど、将来がある人なんで、慌てることもないんだろうな、と。でも、ぼくから見ると、やつはアマチュアもできるんでしょうけど、パンチがあったから、プロに向いてるんじゃないかと思いました」(福田昇)
「パンチは結構あったし、常にボクシングを向上させようという気持ちもすごく強かったんで、やっていればどんどん向上して強くなったと思いますね。軽くスパーリングしたときに、終わってシャワールームの方で、『川嶋さん左フックってどういうふうに打つんですか』って聞かれて、『こうやっておれは打ってるよ』って。そんなふうにひとつのパンチにもこだわって熱心に研究したり、勉強したりしてました。まだ、基本のジャブ、ワンツーとかを一所懸命覚えようとしてたんで、ガードの弱点などは、これからアドバイスして教えてあげれば、またそれも自分で勉強して、練習して、