余分にお菓子をもってきたり。ゲームもしましたね。ゲームは買った瞬間が勝負というか、誰がいちばん進んでいるかが問題なんです。何時間やってたか知らないけど、あいつはメチャクチャ進むのが速かったですね。一度うちにきてもらって、『どうやって行くんだ、どっちに行くんだ』とかいってゲームを教えてもらったことがあるんです。だけどあいつは一人で勝手に進んで行っちゃうんですよ。『おれの師匠なのに、おれにやらせてくれ』とかいうと『悪いー』とかいって。そんな感じで遊んでました。あいつとは喧嘩をしたような気もしますが、よく憶えてないです。喧嘩ではないけど、おまえが悪いんだろ、みたいなことはありました。おれがバカだったので、針金を友だちと一緒に学校の廊下のコンセントに片方だけ刺して、『何にもなんねぇな』といってたら、富久が来て、『バカだなあ、プラスとマイナスがあるんだから、こうやって針金を曲げて』といってコンセントの両方に刺したんです。そうしたらボーンと音がして、火花がバチバチ飛んで、先生もキャーッといって飛んでくるし、みんなも集まって来たんですよ。『やばいんじゃないのか、富久』といっても、『ぜんぜん大丈夫』とかいって笑ってた。