「騎馬戦をやるときはとりあえず富久の騎馬には行かないという。ぼくはいつも下だったんで、行くところを決めてたんですけど、上に乗せてるやつが結構強めでも、個人的に富久には潰されると。高二の運動会のときはとくにそうで、結局は対戦しなかったんですけど、もしあたるとしたらそこだけは避けて、個人的には横から、正面からあたると絶対潰されるから、止めようと。それくらい運動会の中では存在感が大きい、ピカイチ」(新子潤一郎)
「高一のとき同じクラスになったんですけど、そんときに運動会で競技になるとすごい燃えて、負けず嫌いな感じで。騎馬戦は練習のときから、当然やつは上で、ぼくも上とかでやったんですけど、すごい気合入ってました。体育の授業のときに騎馬戦の練習させてくれみたいな感じで、先生に頼んで。で、体育の先生も、九月からですけど、まあ、しょうがねえなという感じで」(川岸亮造)
高校二年のときは応援団にも加わった。得意で好きな競技には血道を上げる信介だが、それまで応援団には見向きもしなかった。騎馬戦や棒倒しと違う意味で、応援団も運動会では注目を集める。だが、奇抜な格好をしたり、