いろいろ連れて行ってもらった」(中村亮介)
「ラーメンのためなら金をかけるのを惜しまなかったっぽいですね。うちの近くに『くじら軒』というラーメン屋があるんです。そこに来るには、横浜市営地下鉄の横浜駅から三十分ぐらいのセンター北駅で降りて、そこから歩いて十分ぐらいかかる。うちからだと自転車で行ける距離なんですけど。確かに行列ができていて、そこは美味いんですけど、わざわざよく来るなという感じでした。ラグビー部の部活の帰りとか、試験の後とか、何回か誘われてラーメンを食いに一緒に行きました。とくにラグビー部の最後の方は結構食いに行きました。試合の前の日に中目黒でパチンコで勝った、とかいって、おれら六人ぐらいいた全員に奢ってくれたんですよ、一回。そういう気前はすごくいい。親分肌とはちょっと違うんですけど、『奢ってやるよ』みたいなことで」(渡慶次道隆)
義理の叔父、池田善政ともラーメン談義をよく交わしている。
「ここ二年ぐらい、お正月にこちら(注・富久家)に来るようになって、彼が『どこかラーメンの美味いとこないの』とかいうようなことをいい出す