ぼくは詳しくは知らなかったんですけれど、親父さんが会社の社長だったらしくて、それを継ぐのかといったら、親父は多分継がしてくれないから、自分で会社を作るかな、といってました」(牛島正道)
そのために大学は経済学部に進む、ということは何人かの友人に話している。麻布在学中はまったく勉強というものに興味を示さなかったが、さすがに重い腰を上げて、受験の話をするようになっていた。
「あいつは上に兄弟がいなくて、先輩の知り合いとかもボクシングでの知り合いしかいなんで、受験情報とかもなかったんですよ。だから、ぼくらに聞いて。最近はかなり聞かれた」(中村亮介)
大学は遊びに行くところ、ともあっちこっちで話している。いずれにしろどんな将来を思い描いていようと、それを実現することはおろか、それに向って進んで行くことも今は、できない。