上田 そうですね。逆に学校の方が私たちの小さいころのように、大きい子と小さい子が一緒になって遊べるような、『仲良し学級』というプログラムを組んでいます。私は今、二年の担任なんですけど、うちのクラスも、五年生と一緒に遊んでいます。運動会も縦割りで一組グループ二組グループというふうに分ける。そうやって学校の方では同年代だけじゃなくって、異年代とも遊べるようになろうということで、そういう計画をどこでも組み始めています。同じ年令のものだけでずっと一緒にいるというのは、学校だけです。社会に出たら、いろんな年代の方がいらっしゃるから、そういうことで慣れて行かなければならないですね。
堺井 学校から帰ったら、どこでも異年齢の子ども同士ではあまり遊ばないんじゃないでしょうかね。学校がその役割を果たしている感じですね、今。
三年生のとき担任だった、齊藤光世も「クールだけど、シャイ(てれや)。なんでも得意…特にスポーツ、漢字、計算も速かった。文字も大人っぽかったです。いつも元気でよく遊んでいた。学級会の中では、司会役より、ノート書記を自分から選ぶタイプ(実際ノート書記はよくやった)。