慶応湘南藤沢、などといった名門校に数多くの合格者を出している中学受験専門の塾である。四谷大塚の方針は、
「受身の子どもではなくて、自分で考えて自分で解決できる子ども育てるということ。中学受験に合格するというのは、塾も企業だから第一の目的ではあるが、もっと大きなところで、中学に入ってからも伸びる子どもたち、伸びきったゴムにならずに、とにかく自分で考えられる子どもたち、自学自習できる子どもたちを育てていこうということ」(四谷大塚運営事務局教務担当 大屋博文)
にある。そのためのとられている学習法が「らせん型カリキュラム」というものである。
「四谷大塚の学習の大きな特徴。その一つが『らせん型カリキュラム』です。ある一つの単元について、まずはじめに基本的な導入部の考え方が説明されると、そこから先は、ちょうど『らせん』がくるくると回転しながら上に伸びていくように、何度も繰り返しながらより深い理論へと進んでいきます。お子様は、『アレ、これは前に習ったな』と思い出すと同時に、答えを見つける方法は一つではないこと、前に習った知識を活用しながら、自分だけの方法で正解へ導けることを、