最新更新記録2021年12月28日「トップ」と「富久杯」に追記。
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『17歳のテンカウント』立川正憲著ー日比谷線脱線衝突事故で逝った麻布高生・富久信介の生涯ー 奪われた青春!! 一瞬にして断ち切られた17年の人生 2000年3月8日、地下鉄日比谷線の脱線衝突事故で17歳の高校生がその人生を断たれた。その名は富久信介。麻布学園というエリート校に通いながらプロボクサーを目指した。しかしその夢は一瞬のうちに消え去った。葬儀で鳴らされたテンカウントは、ボクサーとしての引退と人生からの引退を意味していた。自らのアイデンティティを求めて彷徨う、いまの若者たちに捧げる、ひたむきに夢に向かって駆け抜けた、短くも熱い青春のドキュメント。 「東大に行って、プロのボクサーになれ」 元WBC・WBA世界ストロー級チャンピオン 大橋秀行 「ボクシングのリングは真実のところという感じがします。みんなが平等で、学歴も育ちも何も関係ないクリアーな世界です。まさに命を賭けたゲーム、真剣勝負の場ですから、そこに嘘なんか入る余地がない。ですから、試合前はすごい緊張感で、逃げ出したくなるくらいです。でも、富久はこういう緊張感を求めていたのだと思います。普通の高校生とはまったく違っていましたから。練習は真面目にやるし、話し方もしっかりしていて自分の意見をはっきりいう。しかも、頭がよくて集中力があるから、それがボクシングにもはっきり出ていました。攻撃力もありましたから、新人王ぐらいにはなれる素質が十分にありました。それで富久には『東大に行って、プロのボクサーになれ』と期待を込めてよくいいました。」 |
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毎日新聞2001年3月8日朝刊 日比谷線事故きょう1年、17歳で逝った富久信介さんの青春、本に 「サンデー毎日」2001年4月29日号 書評 昨年3月、地下鉄日比谷線の脱線事故で亡くなった麻布高校生の17年の生涯を同級生らが語った追悼本。超難関校に通いながらプロボクサーを目指し、授業を抜け出してロードワークに出るほどの頑張り屋だった。その武骨なまでに、ひたむきな生き様は「ハングリー」が死語となった今の日本では感動的ですらある。ボクシングからの引退と同時に人生からの引退。それがテンカウントの意味だ。 「週刊金曜日」2001年5月25日号 書評 日比谷線脱線衝突事故で死亡した高校生はプロボクサーを目指していた。夢に向かうひたむきな情熱を描いたルポルタージュ。 「神奈川新聞」2001年7月2日朝刊 書評 ー事故死した青年を悼むー
「中三チャレンジ」(ベネッセ)2001年7月号 書評
「ゆうゆう」2001年8月号 書評 ープロボクサーと東大をめざしながら生ききった、ある高校生の記録ー |
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追悼(信介の熱い思いを惜しんで関係諸団体が生きた証を残してくれました)
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2001年3月、5人の現場管理職の営団職員が業務上過失致死傷罪の容疑で書類送検された。 2002年10月4日 東京地方検察庁が不起訴の決定を下した。 |
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2005年3月8日 業務上過失致死傷罪の時効が成立した。 | |||||||||